Take & Share
・プレイ人数3-4人
・プレイ時間約15-20分
・使用カード(プレイ人数によって異なります):
4人プレイ各スートのAと2-10までの数字のカード、合計60枚
3人プレイ各スートの3-10までの数字のカード、合計48枚
※このゲームでは各スートのAは数字の1として扱います。
・ゲームの準備(4人プレイ想定で書いています。3人プレイは最後に記載します。):
60枚のカードをよくシャッフルした後、全員にカードを伏せたまま、14枚ずつ配ります。
配られたカードは、各プレイヤーの手札となります。手札は他のプレイヤーに見えないようにして下さい。
残った4枚のカードはテーブル中央に、カードの内容が分かるように、表にして置いておきます。
場におかれた4枚のカードを『シェアカード』と呼びます。
適当な方法で最初の手番を行うプレイヤーを決めます。このプレイヤーを『リードプレイヤー』と呼びます。
これでゲームの準備は完了です。
・ゲームの概要:
ゲームは「全員がカードを1枚ずつ出して、その結果を解決する」という手順を『トリック』と呼びます。
この『トリック』を手札が無くなるまで、繰り返します。つまりゲームは14トリック行われます。
なお、このゲームでは、各トリック終了後、必ず『シェア』が行われます。
まとめると、このゲームは、『トリック→シェア』を14回行うとゲームが終了します。
ゲームの終了後、得点計算を行い、最も得点を多く獲得したプレイヤーが勝利します。
・トリックの手順と解決:
•トリックの手順:
1)リードプレイヤーが自分の手札の中から1枚のカードを選び、自分の前にカードの内容が分かるように表に向けて出します。
リードプレイヤーが出したカードを『リードカード』と呼びます。
2)次にリードプレイヤーの左隣のプレイヤーが、同じように手札の中から1枚のカードを選び、自分の前に表に向けて出します。
この時、自分の手札の中にリードカードと同じスートのカードがあれば、必ずそのスートのカードを出さなければなりませ
ん。これを『マストフォロー』と呼びます。
もしリードカードと同じスートのカードが手札に無い場合、どのスートのカードでも出すことが出来ます。
3)以降、手番を左隣のプレイヤーに移し、2の手順を同じように、全員が1枚のカードを出すまで繰り返します。
全員が1枚のカードを出し終えたら、トリックの解決を行います。
•トリックの解決:
全員が1枚ずつ、カードを出したらトリックの解決を行い、トリックの勝者を決めます。
解決方法は次の2つのパターンがあります。場に出されたカードの内容によって、どちらかの解決を行います。
A)全員がリードカードと、同じスートのカードを出している場合
最も高い数字のカードを出したプレイヤーが、このトリックの勝者となります。
B)1枚でもリードカードと、異なるスートのカードが出ている場合
最も低い数字のカードを出したプレイヤーが、このトリックの勝者となります。
なお、最も低い数字カードが複数枚出ている場合、先にカードを出していたプレイヤーが、このトリックの勝者となります。
※Bのケースの場合、スートが何であるかは問いません。
・シェアの解決:
トリックの勝者は、このトリックで使用されたカードをまとめ、場に置かれた『シェアカード』と交換します。
この時、カードの内容が分かるように表に向けて置いておきます。
※つまり、このトリックで使用されたカードは、次のトリックのシェアカードとなります。
そしてトリックの勝者は、交換して受け取った『シェアカード』を、全てのプレイヤーに1枚ずつ配ります。
この時、渡されたカードの内容が全てのプレイヤーが確認できるように配ります。
全員がカードを1枚ずつ受け取ったら、それぞれ自分の前に受け取ったカードを伏せて置いておきます。
※これ以降、受け取ったシェアカードは自分の前に伏せて重ねておきます。
※自分の前に伏せておいたカードの内容は、いつでも自分だけが確認できます。
そして次のトリックを行います。
次のトリックのリードプレイヤーは、このトリックの勝者となります。
・ゲームの終了:
最後のトリック及びシェアが解決されるとゲームが終了します。
なお、最後のトリックで使用されたカードはシェアされることはありません。
・得点計算:
ゲームが終了すると、全てのプレイヤーは、受け取った自分のカードをスートごとに分類します。
スート(全6種類)ごとに、得点計算を行います。
スートの数字の合計が一番高いプレイヤーは、その自分のスートカードの枚数分の得点を得ます。
合計数が同じ場合、それぞれが同じように得点を得ます。
例:ゲーム終了時、4人のプレイヤーの受け取ったカードのうち、スペードのスートの得点計算
プレイヤーAが「スペード3、スペード4、スペード5、スペード6」
プレイヤーBが「スペード8、スペード10」
プレイヤーCが「スペード1、スペード2、スペード9」
プレイヤーDが「スペード7」
この時、AとBの数字の合計が18、Cが12、Dが7となります。
AとBが、スートカードの合計数が最も高いため、それぞれ持っているカードの枚数分の得点を得ます。
したがって、スペードスートの得点は、Aが4点、Bが2点、CとDは0点となります。
これを6種類のスートそれぞれ計算し、得点の合計が最も多いプレイヤーが勝者となります。
同点の場合は、勝利を分かち合いましょう。
・3人プレイ:
カードは、6種類のスートで、3-10のカードを使用します。
最初に配られるカードが、15枚となります。最初のシェアカードは3枚です。
それ以外は、4人のルールに準拠します。
・ロングゲーム:
ゲームを長く楽しみたい場合、数ゲームを繰り返し、その総合得点で勝敗を競うことも出来ます。
その場合、4人ゲームでは、いずれかのプレイヤーが20点を超えたゲームを最終ゲームとして、それまでの得点の累計得点で
勝敗を競うと良いでしょう。
3人プレイの場合は、30点で行うと良いでしょう。
作者:山口真功さま(北九州ボードゲーム交流会)
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